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展覧会:「床は溶岩」

この度、ONO POINT ART SPACEで美塩持田ジャックと小林誠一による展覧会「床は溶岩」を開催いたします。2月6日(金)の18時からはレセプションを行いますので、ぜひこの機会にお越しください。

会期:2026年2月7日(土)〜 2026年2月15日(日)
開場時間:13:00–18:00(週末)、13:00–17:00(平日)

「床は溶岩」
子供の頃、私は街灯の前を通り過ぎるたびに瞬きをしていました。瞬きをするたびに、忍者のようなもう一人の自分が街灯から街灯へと飛び移り、その頂上へ軽やかに着地する様子を思い描いていたのです。
また、交差点の太い白線は、炎や深海に落ちるのを防いでくれる安全な足場でした。歩道の石畳の上を歩くときは、電気ショックを受けないよう、継ぎ目の線を踏まないようにダンスを踊るような足取りで進まなければなりませんでした。
風景の中に描かれたこれらの「線」は、新たな可能性と遊びに満ちた世界を構築するための素材となりました。ロジェ・カイヨワはその著書『遊びと人間』の中で、「ルールそのものがフィクション(虚構)を生み出す」と述べています。
**「Floor Is Lava(床は溶岩)」**とは、地面が溶岩やその他の致命的な物質に変わってしまったと想定して遊ぶ、子供たちのゲームです。プレイヤーは床に触れないよう、家具や置物などの「安全な場所」だけを伝って移動します。
本展覧会では、このゲームに見られる想像力のメタファーと、私たちの作品における「パターン(型・模様)」の使用との間にパラレル(並行)な関係性を見出すことを試みました。遊びと同じように、「ルール」もまた、私たちの創作プロセスの一部なのです。

<アーティスト>
美塩 持田 ジャック
1997年日本生まれ、ベルギー育ち。ブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校(ENSAV La Cambre)写真修士課程を修了。
近年の活動ではパッチワークを媒体とし、民話や古い布の断片を再構成した色彩豊かな作品を制作している。それらを通じて、女性のアイデンティティ、異形性(モンストロシティ)、伝承、そして伝統的な価値観に対して問いを投げかけています。

小林誠一
主にシルクスクリーンを使った絵画を制作している。コードから生成した画像をスクリーン印刷で出力する、「パターンペイティング」、スクリーンそのものをランダムに折り曲げ印刷する「くしゃくしゃの布」シリーズ。